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Cedrus libani [M]


 意味が無いと知っているから 
 「それを誤魔化すために送ります」
 だけど それは、とても とても 隠せない

 美辞麗句の約束を 真に受けていると、知って欲しい
 君は忘れた 夜 帳 眼張る 泡沫
 温度を教えた理由 もう一度教えて欲しい
 君の賢しさ 嘘 虚無 消える 夢想
 
 意味を為さないと諦めた、月
 「伝わらないのは知っているから」
 だけど それも、とても とても 縋れない
 
 荒唐無稽の言訳も 真に受けていると、泣いて欲しい
 君の忘れた 熱 歪 煽る 幻想
 堕ちる深く、是以上 もう二度と跪かない
 君の狡猾 砕 白粉 紅 一方
 
 意味が無いと知っているから 
 「それを誤魔化すために送ります」
 だけど それは、とても とても 隠せない 
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メトロノーム [M]

 
 太陽に熔けた 君の心を浴びる
 星じゃない それは違うよ、君は
 だからさ、不意に真っ昼間 焼き尽くされたい 願うんだ
 反射する眩しすぎる光 君は何処?
 だけど焼き付いて感じる 紛れもない、それは

 帳は黒で塗り潰した 変わらず一色
 ただ隙間から君が忍び込む 光色
 眩んで仕方ない だから、稀に逢いに行くだけ
 四六時中は無理だよって それはあの頃と一緒
 
 どうして、なんてもう言わない
 答える君は、太陽
 星屑になり損ねた俺を、そこから笑って満ていて

 太陽に熔けた 君の心を浴びる
 星じゃない それは違うよ、君は
 だからさ、不意に真っ昼間 焼き尽くされたい 願うんだ
 反射する眩しすぎる光 君は何処?
 だけど焼き付いて感じる 紛れもない、それは

 鉄の塊、奪った朱色 鮮やかな紅
 嗚呼、真っ白な世界を 眼前 突然
 一緒に、約束なんて しない君と俺
 面白いほど 世界は 呆気ない

 帳は黒で塗り潰した 変わらず一色
 ただ隙間から君が忍び込む 光色
 眩んで仕方ない だから、稀に逢いに行くだけ
 四六時中は無理だよって それはあの頃と一緒
 
 どうして、なんてもう言わない
 答える君は、太陽
 星屑になり損ねた俺を、そこから笑って満ていて
 
 焦がれる俺を 笑って充ていて…
 
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silver [M]

 
 空を抱いた 君の影が踊る
 何度交わした 「おかえりなさい」
 何度叶えられる 「ただいま」の数
 その手が幾ら染まっても その腕に抱いて欲しい
 
 白銀に撓る影 すぐに君だとわかる
 眠らない夜の 「何してるの」
 眠れない夜の 「どこにいるの」
 困ったように笑う その顔を早く見せて欲しい
 
 君の前では 全部がばれてしまう

 君を思う この傷痕を撫でて
 幾度塞いだ 「いってきます」も
 幾度噤んだ 「いってらっしゃい」
 約束が出来ない君に 縋りつきたくなる月夜
 
 空を抱いた 君の影が踊る
 何度交わした 「おかえりなさい」
 何度叶えられる 「ただいま」の数
 その手が幾ら染まっても その腕に抱いて欲しい
 
 
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イカロス [M]

 
 在り合わせの言葉を詰め込んで 君の前に並べ立てよう
 「さぁ、好きなものを選んで」
 望むものだけを与えよう それを好むと言うのなら
 いつかの約束 今だって覚えてる 覚束無い縋り付ける契約

 木々が煌いたって それを良しとしないならば 今のうちに
 望むだけの雨を降らせよう それで君の涙が隠れるなら
 
 狂わせるだけの言葉を選び抜いて 君の耳に届けよう
 「さぁ、待ち望んでいるものは」
 欲しいものだけを与えよう それが君の願いなら
 今し方の確約 これからも有効に 逃げ場の無い螺旋の柵
 
 空が泣いたって それを良しとしないならば 今のうちに
 焦がれるほどの灼熱を注ごう それで君の涙が乾くなら
 
 混ざりきった言葉を掬い上げて 君の咽に流し込もう
 「さぁ、一瞬を味わって」
 甘味生るものだけ与えよう それが君の力なら
 一秒先の未来 その刹那だでは 足りないと足掻く迷宮世界
 
 木々が煌いたって それを良しとしないならば 今のうちに
 望むだけの雨を降らせよう それで君の涙が隠れるなら

 空が泣いたって それを良しとしないならば 今のうちに
 焦がれるほどの灼熱を注ごう それで君の涙が乾くなら
 
 
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弓月 [M]

 
 都合よく笑って ねぇ 誤魔化して
 その真意は悪巧みの下 弓なりの月
 口角上げて微笑んで 取り巻き騙して上機嫌
 見抜けない振りをするのも アザトサ必須

 Lazy Erase Crossout
 万華鏡覗き込むように くるくる変わる 長調
 慰めてるつもりの 砂糖菓子も 甘ったるくて
 
 髪を撫でて 熱視線 交わせば堕ちる
 そう信じているアナタは 上限の月
 効果覿面疑わないのは 主演女優の御蔭
 回転遅い面下げるのは もう厭きたのに
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0game [M]

 
 竅つ閃光 疵痕恋愛 何よりステキさ
 委ね切って 愛し合う 今よ すぐよ 待てない

 エントランスホール 仮面のダンス 魅惑的要素 溢れ 匂う 楽園

 交わすtripgame 永遠に頂戴 0も愛も歓迎
 責める吐息 sweet並みに 甘く エロく 待てない

 もうそんな時間?ねぇ、もっとして 抗ってみよう

 混ざる穿孔 絞めては拡大 最凶に優雅
 解け合って どろどろに 無理よ いやよ 待てない
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ディナー [M]


 どろっどろに出来上がったソレを 眼前突き出したら
 キミはおいしく 召し上がってくれる?
 ぬかるんで堪らないコレをソレで 張り詰めて突き上げて
 キミはどれだけ 楽しんでくれる? 夜

 出所わからない声を 張り上げて尚 今暫く 浮遊
 経験値 値踏み 致し方 益々 候にて 宴
 煌びやかなシャンデリア いっそ 気持ちよく 堕痴態

 永遠無理でも 永延なら可能でしょ
 言葉遊び 姿態艶めかしく 如何わしさのみ 甘味
 キミにしか味わえない穿孔 特別扱いもいいでしょ?

 どろっどろに味わったソレを 堕ち果てた後そして
 キミはどうして 扱ってくれる?
 熱醒めやらぬままのコレをソレで 再戦混戦もうないの?
 キミはどうやら 味に厭きた様 明け方
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レイン [M]


 伸びた影ずっと ただ眺めていた 何も言えないまま
 初めてだね こんなにもね きれいに笑ったのは
 雨が邪魔した さよならの声を 聞き逃した過去も
 離れる度 晴れる空が 自棄に澄んでいた

 この声は 呼び止めるためだけの 道具なんかじゃなくて
 ただここから 素直に伝えるための 一筋の感情

 やがて僕らはそれぞれに 新しい日々を迎える
 雨は今日も優しさ忘れる それでも温かいのね

 窓越しの向こう 明日はすぐそこ いつだって夢見てた
 現実とか 限界とか 忘れたふりをして
 あの時もね 同じ雨が降っていて アスファルト キスをした
 見つめる度 過ぎる幻聴が 自棄にリアルすぎて

 あの声は 呼び止めてるわけじゃない 明日へ送り出す声
 何度でもね 思い出しては言い聞かす 「昨日へは戻らない」

 そしていつからかゆっくりと 狭い歩幅一歩踏み出す
 雨はいつでも優しいままなのね やっと今気づいた

 やがて僕らはそれぞれに 新しい明日へ向かう
 雨は今日もまた優しさ溢れ そっと背を押してくれる
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ライン [M]

 
 まるで真っ黒なインクで引いたようなライン
 ふたつはひとつに成れないと突きつけている様
 手を伸ばす度 そのラインをなぞる都度 触れ合う毎
 溶けて混ざり合って なくなればいい 境界線メトロ
 
 月明かりですら 影をおとす 浮かび上がる線
 熱を帯びて もっと高く舞い上がれば いつか叶うとね
 甘ったるい口付けの痕も 吸い上げる感覚も どれも
 これ以上望んではダメだって 思っても今更

 「ひとつになるため、分かれているんだ」って
 自分に言い聞かせるための嘘 でも本当
 だから、こんなに 君を想う
 
 まるで真っ黒なインクで引いたようなライン
 ふたつはひとつに成れないと突きつけている様
 抱き合う度に 何度も思い知るのは 融解不可能
 溶けて混ざり合って 消えてしまえばいい 境界線メトロ
 
 
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日々雑多 [M]

 
 僕は あと何度 穏やかな今日を 迎えられるだろう
 飽きたと呟いては 嘆く暇さえ 実は幸なのだと改め
 夕日が創る影も いつもの歩幅も いつまで あと何度
 数える度に 虚しさを覚えて 有難味を知り 嘆く
 
 日々に削られた思考は 磨かれるのとは違い
 奪われる体内水分 干乾びて死にそうに喘ぐ様
 惨めと哀れまれるのも 悲哀という同情もすべて
 また同じ今日を 何度僕は 迎え続けられるだろう
 
 最低も 最高も 最悪も 最善も どれも杓子定規
 憂鬱も 喜嬉も 非難も 賛美も どれも容量次第

 僕は あと何度 穏やかな今日を 迎えられるだろう
 飽きたと呟いては 嘆く暇さえ 実は幸なのだと改め
 夕日が創る影も いつもの歩幅も いつまで あと何度
 数える度に 虚しさを覚えて 有難味を知り 泣いた
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