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好きでいて欲しい たとえば君が… [M]


 隙間無く埋め衝くす 甘い甘い 葛藤の狭間で
 傷だらけの感情も 熔けた飴細工の様 優しく犯して
 デタラメの空模様 水に流して もう一度描き直せば
 いつまでも飽くなき 新しい世界で ずっと
 手前勝手と罵られても それもまた 狡賢いほど綺麗
 ほら みて どうかその目が アタシをみている内に
 屍の面倒も 干涸らびた爪先も 全部全てどれほどにも
 いつまでも飽くなき 夢心地の色で もっと

 正しさなんて 不要です 今は悦を楽しみましょう
 徒労のデコレーション ガラス越しのイミテーション
 演じるままに演じられて 君が手放すのなら
 莫迦であれと 嗤って致しましょう それがイイ具合
 キスをして せがむ振りも十八番なら 今し方
 道連れに届く理想郷 掠めても辿れないのなら
 街路樹のざわめきに 全て委ねましょう
 
 知性を忘れた 布上の痴態肢体 まんざらでもない
 顔料を染めて 頬に朱を引けば尚 唇まで染まる
 憂いた涙目 君が望むなら いつだって
 莫迦であれと 嗤って致しましょう それが好ましい
 しなやかさもあざとさも 君次第で一層
 夜の中も真昼の月も いずれも如何にして
 逃げるなんて毛頭 考えてもない 信じるべき

 帰り道の様も 想像に易く 君は嗤って少し食む
 壊死た感情を 持て余すのならどうぞ ここへ放り投げて
 ルージュの痕を 残すふりをして演じましょう
 一つなぎの時間を 塵芥に換える前に どうか今
 止め処なく賤して どうにでもなれと、蔑むように
 デジタルの文字盤を 目でなぞってこれからと 嗤うなら
 もう二度と 光を拝まない 君次第で演じましょう
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lies [M]

 
 磨いても 別にそのためじゃないの
 自己満足でありたいわ 綻びる強がりでも

 夕暮れロマンス 色づいた言い訳
 あたかもな言葉並べて 疑わないとでも
 遠慮がちじゃなく ただ厭なだけ
 困惑 手間 は、笑って遠ざけるわ
 
 慰めて 卑しんで 抱きしめて 撫で上げて
 下卑て 愛しんで 壊れるほど 噛み締めて
 
 着飾った 貴方好みの反対に
 苦笑い視ていたいの その度繕うように
 
 闇宵ランデブー 色褪せた甘言
 如何にもな言葉並べて 悦ぶとでも
 賢い女でありたいの 特に今はそう
 面倒 嫌悪 笑って味わってる
 
 慰めて 卑しんで 抱きしめて 撫で上げて
 下卑て 愛しんで 壊れるほど 噛み締めて

 もう、どうにもならないの 全部掬い上げて

 
 
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涙色 [M]

 
 生まれたてのやさしいうそをあげるわ
 あなたが泣かずにすむように
 やわらかいやさしいうそをつむぐわ
 あなたのためだけにずっと

 蒸しかえす熱の風 街は色づき 喧噪を纏う
 吐いては棄てる言葉たち 溢れ 今にも溺れそう

 だからあなたのためだけに

 生まれたてのやさしいうそをあげるわ
 あなたが泣かずにすむように
 やわらかいやさしいうそをつむぐわ
 あなたのためだけにずっと

 流れる人工灯 居場所なんて 溢れて
 吐いては棄てるやさしさも 溢れて 今にも隠れそう

 だからあなたのためだけに

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 [M]

 
 素直に寄り添う陰 全てを疑う侭
 温度を委ね合っても 埋まらない猜疑
 全部を塗り潰して 忘れられるなら
 いくらでも甘い言葉で 惑わせてよ

 「許してあげる」 言葉になぞって 翳りを増す
 君の言葉が本当なら どれだけでもいいのに
 温かいはずなのに 心 氷点下
 想いと思考が交錯して 狂しくなるよ
 
 耳の奥 軀の奥 届く振動 衝きあがる
 真っ白い世界 ずっと続けば いっそのこと
 願えど望めど 一瞬で現 何故も谺
 
 鏡越しのFAKE 知らない誰 笑って泣いて
 切れかけたインクの様 掠れた心 繕えない
 
 素直に寄り添う陰 全てを疑う侭
 温度を委ね合っても 埋まらない猜疑
 全部を塗り潰して 忘れられるなら
 いくらでも甘い言葉で 惑わせてよ

 「許してほしい」 言葉になぞって 届くように
 この言葉が本当なら どれだけでもいいのに
 温かいはずなのに 心 氷点下
 想いと思考が交錯して 可笑しくなるよ

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優劣無為 [M]

 
 唇舐める様 はらはら零れる 美辞麗句
 甘ったるい言葉 裏腹 キミの本意はどこ
 疑問系 語尾上がり 頷けども 容赦なく
 優劣吐けて どちらが上かしら
 
 アタシの笑顔 全て半笑い 気づいてる風
 それでも笑い返す キミが憎らしい
 
 傅くつもりは 更々無いの フリは得意よ
 甘ったるい言葉 「お上手ね」 返す返す本音斯様
 疑問系 語尾上がり それでも尚 言いはしない
 優劣吐けて どちらが上かしら
 
 唇舐める様 はらはら零れる 美辞麗句
 甘ったるい言葉 裏腹 キミの本意はどこ
 興味無い 晩餐いつまで 焦がれも 恋もしない
 優劣吐けて? どちらが上かしら
 
 アタシの笑顔 全て半笑い 気づいてる風
 それでも笑い返す キミが憎らしい
  
 
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arrow [M]

 
 辿る 無意識 泳ぐ 視界に
 移る 背表紙 弾く 熱源
 
 煙る 向こうが 歪む 過去と
 交差 余計な 今と 明日と

 ただ、何も思わずに 望まずに
 逝く、果てとなるの 瞬く間

 ただ、甘いだけ 夢だから

 辿る 無意識 泳ぐ 視界に
 移る 背表紙 弾く 熱源
 
 煙る 向こうが 歪む 過去と
 交差 余計な 今と 明日と

 侭、眠らせて 静かに
 逝く、もう居ない 瞬く間


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アンダースコア [M]

 
 知る度に ざわめく 無力さという底辺
 かける言葉なんて ひとつもないのに 指は紡ぐ 障らない文字
 誰より知っている それが 酷く 痛くて
 どうしたらいい 何も答えは無くて
 ただ、困らせてしまうだけの 葛藤

 近すぎたね きっと 違う世界で 戸惑うだけ
 距離を置く術を 知らないフリをして
 追い詰めたなんて 自惚れない だけど、思う
 
 知る度に 波立つ 無力さという水面
 美しく跳ねる 声なんてない それでも、少し 少しだけ、と揺らぐ
 誰より知るはずの それが 非道く 苦しく
 どうにでもと 投げ掛けてなんて
 ただ、困らせてしまうだけの 擬態
 
 近すぎたね きっと 違う世界で 悲しむだけ
 離れる術を 知っている筈なのに
 逆撫でるなんて 自惚れない だけど、思う
 
 知る度に ざわめく 無力さという底辺
 かける言葉なんて ひとつもないのに 指は紡ぐ 障らない文字
 誰より知っている それが 酷く 痛くて
 どうしたらいい 何も答えは無くて
 ただ、困らせてしまうだけの 葛藤 
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景色 [M]

 
 いつからか 望んだ空は 霞色
 射し込む光が 瞬間、散ってしまうのは
 気儘さ故の 償い 思えるのは、弱い所為?

 声に出して 届けてみても尚 佇むばかり 変わらぬ景色
 寄り添う情の塊に 吐き出してみても、全て意の向こう
 もう、いっそ 誰かアヤめて、楽にして
 是程迄に、希っても 尚

 いつぞやか 叶うと見た空 群青
 月影も疎らで 刹那の音速、はらりとね
 気紛れさから 虚動 感じるのは、僕の所為?
 
 誰かカタルシス 彩って今、此処 行方知れずの 感情猶予う
 傍に於ける温もり 吐き出してみても、全て霧の先に
 もう、いっそ 誰かアヤめて、楽にして
 是程迄に、希っても 無駄
 
 いつからか 望んだ空は 霞色
 射し込む光が 瞬間、散ってしまうのは
 誰かしらのね 計らい 思えるのは、猜疑心?
 
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きみへ [M]

 
 伸ばした腕は 見えないけれど
 そっと抱きしめて 包み続ける
 いつだってそれは ぬくもりの塊で
 全てを知った上で 包み続ける

 泣かないで もう一度踏み出すから
 笑い続けて たいせつ、覚えた人

 きみへ きみへ 紡ぎ続ける
 きみが きみに 教えたように

 伸ばした腕は 見えないけれど
 そっと抱きしめて 包み続ける
 いつだってそれは ぬくもりの塊で
 全てを知った上で 包み続ける

 きみへ 「たいせつな人」
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チェリー [M]

 
 知ったら どんな顔する ハニー
 チェリーの好きな方を齧るアタシを ズルいと狂うかしら

 よく似たなにかが 邪魔をする
 過ぎる残像が 被って厭になる
 結局のところは 緩んだ歪な癖の所為と

 知っても 笑ってみせて ハニー
 口に含んだ片割れを転がすアタシを やっぱりねと泣いてほしい

 幼気な泣き顔が 邪魔をする
 重なる姿が 滲んで壊れそう
 結末を求めて 予想通りで覆せないと
 
 知っても 笑ってみせて ハニー
 口に含んだ片割れを転がすアタシを やっぱりねと殺めてほしい 
 
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