SSブログ

君の要望、理不尽な言い訳 [M]

 
 いつしか歪曲してますと なんて云えませぬ
 君の要望、泡沫であれば良いなんて嗚呼
 無理難題 望むは奇麗事 君の理想を述べられても
 果たす現実は 以下此処に今 逆さの世界なら可かと
 
 調書を取る第三者に 鑑別を求めても歪曲か
 点が疎らで尚 如何に線を引く
 
 嘗ての力は今は無く 畏怖も無く 只恐怖
 何れも地を掬うなら 巣食われぬ様 拒むのみ
 殺伐不全 痛くは無いと言い聞かせ 心割る仕草何時しか
 揺らぐ空模様 似た呼応今 目を瞑ってしまえば可かと
 
 縦横無尽に不可逆的な 識別を求めても不可思議
 線が歪で尚 如何に修正?
 
 いつしか歪曲してますと なんて云えませぬ
 君の要望、泡沫であれば良いなんて嗚呼
 無理難題 望むは奇麗事 君の理想を述べられても
 果たす現実は 以下此処に今 逆さの世界なら可かと
 
 今が現実なれど 全て白紙へと変えるは不可
 
  
nice!(0) 

maybe cry [M]


 明日はきっと雨で 明後日もきっと雨で 晴れ間はいつかの夢で
 声を失った蝶が 遠い遠い貴方の傍を 泳いでる
 いつからか空はいつも雨模様で グレイの世界を作り上げた
 言葉をかける前に失った声を 取り戻せるにはもう 全部が遅いのだと
 
 指先に留まる 宿木の貴方は遠く遠く 朽ちるよりも残酷な夢に
 翳めることも出来ない 羽は空を泳ぐばかり ずっとずっと
 射し込む一筋の光の先には 貴方が居ることで成り立つ世界
 頬を滑り落ちる雫すら無いのは 拒絶の証 何物でもないね
 
 受け入れたら きっと 叫ぶでしょう
 壊すことは出来ないのだと 精一杯に羽を広げているの

 明日もきっと雨で 明後日はきっと雨で 永遠の雨ばかりが現実で
 声を忘れた蝶が 遠く遠く彼方の傍を ふらついている
 昔からそうだったように空は雨で グレイを通り越した世界
 言葉さえ知らなかったように 全てを忘れてからは 全部粉々になった
 
 肩先に休む 宿木の姿は彼方遠い 果てるよりも儚い夢に
 過ぎることも出来ない 濡れることを知らない 羽は滅びて
 限界を忘れて泳ぐ先には 貴方が居ることでしか成立しない夢
 滑り落ちた現実の欠片を拾えないのは 何もそう 認めたくないから
 
 受け入れることは 出来ないままに ずっと
 時限式の許容を今は未だ 精一杯に広げているだけ

 明日はきっと雨で 明後日もきっと雨で 晴れ間はいつかの夢で
 声を失った蝶が 遠い遠い貴方の傍を 泳いでる
 いつからか空はいつも雨模様で グレイの世界を作り上げた
 言葉をかける前に失った声を 取り戻せるにはもう 全部が遅いのだと
 
 きっと 叫ぶでしょう きっと 鳴くのでしょう きっと 壊れるのでしょう

 
nice!(0) 

答えひとつ、嘘もうひとつ [M]

 
 君に教えてもらっていない あの問い 答えひとつ
 夢なんだって言い聞かせる この声 嘘もうひとつ
 両側を捉える 現実のその蔓は 紛れもない
 判りきってる正体 だってそれは 心 不安 数多

 言い聞かせられないなら 割り切れもしない
 折り合いつけたって 結局は反抗期 常に思春期
 脆いくせに 強がるから いつだって迷走

 誰だって、いくらでも悩むんだよ

 思い描いていた未来 夢と将来と違う 今
 「悩んだって仕方ないじゃない」 諭す君に 苛立ち
 欲しい言葉はそれじゃない あれでもない これじゃない
 自分で見つけるしかない 判りきってる 知ってる

 君に教えてもらっていない あの問い 答えひとつ
 夢なんだって言い聞かせる この声 嘘もうひとつ
 両側を捉える 現実のその蔓は 紛れもない
 判りきってる正体 だってそれは 心 不安 数多

 欲しがるものをくれるわけない、今

 君に教えてもらっていない あの問い 答えひとつ
 夢なんだって言い聞かせる この声 嘘もうひとつ
 両側を捉える 現実のその蔓は 紛れもない
 判りきってる正体 だってそれは 心 不安 数多

 月日ばかり、経つだけで 今 尚 迷走
  
nice!(0) 

指定席ドロップス [M]

 
 その席譲ってくださいな
 いくら積まれてもお断りよ
 見えた返事も覆したい それこそ我侭
 そこがいいの そこじゃなきゃダメなの
 きっと 今 空いていないから望むのね

 わかりきった駆け引きと 笑っちゃう自分も居るわ

 アナタだけは裏切らないかしら
 いつも思うわ あの人も 彼も 君もね
 猜疑心の塊 隠しては腐るばかり
 心 泥々 だからいいのね そうよ
 嘘も やさしさも混ぜれば甘いでしょ

 その席譲ってくださいな
 何度言われてもお断りよ
 粘っても変わらない答え それでも足掻く
 だからいいの だからこその指定席
 やっと 今 邪魔なものが見えたわね

 わかりきったプライドと 泣けちゃう自分も居るわ
 
 アナタだけはなんて都合のよさだって
 二番煎じのドロップス 噛み砕けば
 広がる飽きた甘味に 嫌気が点して
 舌先 空々 だからいいのよ 知ってる
 嘘も 吐き続ければ甘いでしょ

 その席譲ってくださいな
 いくら積まれてもお断りよ
 見えた返事も覆したい それこそ我侭
 そこがいいの そこじゃなきゃダメなの
 きっと 今 空いていないから望むのね
 
 きっと 今 空いていないから望むのよ
 
nice!(0) 

tapir [M]

 
 悪夢続きだわ なんて言ったら アナタ怒るかしら
 早く醒めて頂戴 生贄なら ほらココに居るじゃない
 理不尽な神様 聞き入れないつもりね
 それならそうと 一から言って頂戴よ
 そしたら声を上げる時間 他に回せたでしょう

 眠るのが怖いと言えば 夢だけの出来事だから
 怖い夢は嫌よと言えば 大丈夫って言ってくれたじゃない

 それなのに どうして 醒めても醒めても悪夢の繰り返し?
 悪い夢なら 食べてくれる筈でしょう
 夢の住人 今食指を動かさないで いつ動かすの
 その声すら届かないなら 一から居ないのと同じね
 
 悪夢続きよ今も なんて言ったら アナタ泣くかしら
 早く終わらせて頂戴 引き換えなら ほらココに居るじゃない
 見ないフリがお上手 神様なんて居ないのね
 それならそうと 一から言って頂戴な
 だったら最初からもう 縋ることも無いでしょう
 
 目を開いている筈なのに 夢が続いているのは何故?
 頬を抓って痛いのに、ねぇ 夢が終わらないのはどうして?

 答えてくれるはずの 誰かすら居ないなんて、ねぇ どうして?

 悪夢続きだわ なんて言ったら アナタ怒るかしら
 早く醒めて頂戴 代わりなら ほらココで声を上げているじゃない
 理不尽な神様 アナタ好みじゃないのね
 贅沢言わないで 何だって差し出す手筈なのに
 だからお願いよ 夢の住人 早く終わらせて

 ひとつでふたつを壊さないで
 ひとつだけ壊して ひとつは壊さないで
 
 目を開いている筈なのに 夢が続いているのは何故?
 頬を抓って痛いのに、ねぇ 夢が終わらないのはどうして?

 答えてくれるはずの 誰かすら居ないなんて、ねぇ どうして? 
nice!(0) 

案内人 [M]

 
 手に入れた その地図、行き先は君次第、僕任せ
 宝の地図か それとも異郷への道標
 星の数ほどの人工灯の下 その手を奪い掴んで 走り出す
 
 踏み出せば砂漠か 湿地帯 風が煽る 先へ先へと
 僕の大事なもの 君の大切なもの 全てトランクに詰めて
 盗人が狙う前に ほら、行こう 未だ視ぬ地へ

 雨だって 曇りだって 快晴だって いつだって
 次へ次へと進んで 迷ったってかまわない
 立ち止まったら 地図を開いて 分岐点なら僕に任せて
 
 この繋いだ手を、解かなければ 迷ったって迷路じゃない

 疲れたなら そう言って キャンディひとつ 放り込むから
 擦り切れた地図 大丈夫まだまだ見えるから
 星の数ほどの囀り雄叫びの下 この手を握り締めて もっと強く
 
 もう一歩踏み出せば また近づいてる 風も 背を押すように
 君の好きなもの 僕の嫌いなもの 全部混ぜこぜにして
 盗人が気づかぬ内に 行こう、さぁ あと少しで、きっと

 この繋いだ手を、解かなければ 迷ったって辿り着ける
 
 手に入れた この地図、行き先は君次第、僕任せ
 宝の地図か それとも異郷への道標
 星の数ほどの天然灯の下 この手を握り締めて 離さないで

 立ち止まったら 地図を開いて 三叉路なら君次第僕任せ 
 
  
nice!(0) 

占領 [M]

 
 ねぇ、もしかしたら 考えたこと ある、君
 この手の、指の隙間から 零れて消えてしまうんじゃないかと
 この口の、咥える葉詰まり たち上る煙みたいに消えてしまうかと
 そんなことを、思うアタシは 残酷でしょうか

 増長するソレは、領域を冒して 忍び寄る
 蓄積の最果てに 浮かぶ幻像

 探しても、みつからない 夢の中だけでいい
 それ以上の苦痛 受け止める力など無いよ
 共に崩れ去るなら本望 
 それ以外は、置き去ってしまうほど 祈る

 言葉より この温度を 涙声より 笑い顔を
 パズルピース ひとつでも欠けたら 全て無い

 悲愴の預言なら 聴かないフリ、するしか出来ない
 その手の、指の隙間から 伝わる熱量、なくならないで
 その瞼の、囁きですら もう幾億も繰り返してくれるよう
 希えば、誰かきっと なんて無理でしょうか

 いつもは素知らぬ 神でさえ、今は 縋るほどに
 積み重ねたソレを ゼロにカウントして

 ねぇ、もしかしたら 考えたこと ある、君
 この手の、指の隙間から 零れて消えてしまうんじゃないかと
 この口の、咥える葉詰まり たち上る煙みたいに消えてしまうかと
 そんなことを、思うアタシは 何事でしょうか
 
nice!(0) 

逢いたい [M]

 
 もう一度逢いたいと、願っても無理なこと
 わかっているつもりなのに、口をついて出てしまう
 夢の中で探すのは、もう疲れたの
 そっと伸ばした手を、包んでくれる貴方は、もう居ない

 後悔ばかり押し寄せては、疵口を広げてくれる
 貴方が居たら、笑うだろうか、それとも怒ってくれる?
 他愛のない話すら、交わせなくて
 貴方の好きなことさえ、知らないままで
 
 いつもは何気ない時間の流れを、憎んでしまう

 今どこに居るの? 「そばに居るよ」
 そう言って欲しくて、見上げたって 貴方は居ない
 貰った手紙を読み返せば、言葉も出ない
 「変わりは無いですか」 貴方は今でもそう言うでしょう

 忘れることでしか、前に進めないと知って
 愕然ともしたけれど、それしかわからないアタシを
 きっと酷い人だと、悲しむでしょう
 だから前にも進めなくて、膝を抱えて待ってしまう

 時間を巻き戻す、魔法のトリックを、誰か教えて

 もう一度逢いたいと、願っても無理なこと
 わかっているつもりなのに、口をついて出てしまう
 夢の中で探すのは、もう疲れたの
 そっと伸ばした手を、包んでくれる貴方は、もう居ない… 
nice!(0) 

焦燥 [M]

 
 君の、右手薬指
 異質な金属、纏って光る
 意味するところくらい、わかってる
 だけど焦がれた想いを、どうしたらいい

 幸せ願うよ
 それは変わらない
 だけど焦がれた想いを、どうしたらいい
 君の隣にいる誰かが、僕だったらと
 都合のいい想像をすること、許して

 その眼差しが意図する、優しさも
 君が俯く、涙の理由も
 全部全部、僕じゃない誰かだって
 わかっていたって、焦がれる、どうしたらいい
 
 アレかソレか、はたまたアイツか
 聞いてみちゃえばいいんだけど、そうもいかなくて
 恋は堕ちるもの、だって、じゃあ
 堕ちた後は、一体どうしたらいい
 光は、君の隣に僕が居ること、なら尚
 一生堕ちた侭でいるしかないんじゃん

 キリが無い、スパイラル、真っ只中

 ねぇ、誰も救いようがないんだよ

 君の、右手薬指
 異質な金属、纏って光る
 意味するところくらい、わかってる
 だけど焦がれた想いを、どうしたらいい
 
 恋は堕ちるもの、だって、じゃあ
 堕ちた後は、一体どうしたらいい
 光は、君の隣に僕が居ること、なら尚
 一生堕ちた侭でいるしかないんじゃん

 ねぇ、誰も救いようがないんだよ


nice!(0) 

 [M]

 
 先延ばし、理由偲ばせ 告げる春音
 乾いた唇から 漏れる屑音 鈴生り給う
 宵の明星、規制線超えて
 願い、願われ、繋ぐ、点、線
 
 彼方の笑みが、永久に続けばと 慕うばかりで
 何ぞの力添え、到ることなく、致すことなく
 「夢より焦がれる現実を…」

 突放し、酔いを手繰らせ 告げぬ足跡
 潤う帳から 零す露音 尚 連なり消ゆる
 明けの明星 潜り抜けて 空
 恋、乞われ、解く、熱、箋
 
 彼方の口唇、穏かなる侭 拭う侭に
 幾ぞの春風、至り給うも、されど 悠に
 「夢より果敢無い現実を…」
 
nice!(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。