耽る。

　
　耽読、ってやつはこーゆーことなんだろうかね。
　いつも、惹き込まれてやっかいだよ、姫野さん。
　
　秋なので、読書でもするか、と読み終えていない本をロフトから大量に持ち降りた。
　
　で。読み終えたのが、姫野カオルコ著「不倫」。
　

不倫(レンタル)

• 作者: 姫野 カオルコ
• 出版社/メーカー: 角川書店
• 発売日: 1996/08
• メディア: 単行本

　自分がもってるのと装丁が違うが、この本。
　不倫、と書いてレンタルと読む。いや、逆か？
　テンポのいい文体。面白かった。
　処女の官能小説作家が、処女を失うのに奮闘する話。それが面白い。
　出会った妻帯者はフランス式でくどい。とりあえず自分がそんな男に出会ってたら、最初はいいかもしれんが次第に鬱陶しくて仕方なくなるな、と。いや、最初からだめかもしれん。笑　「。」じゃなくて「、」で続く会話ももういい。仕舞いには読むのですら鬱陶しくなるほど。素敵でした。（フランス式を素敵と褒めているわけではない）
　とりあえず、「レンタルでいいの」っていうのは、なんだか妙に納得した。言い得て妙ってやつ？ちょっと違うか。今の自分の恋愛観というかスタンスとビンゴで笑った。ナイス、カオルコさん。
　この勢いで、耽読耽読。
　
　さて。
　風呂に入って、お手入れでもするかな～。
　今宵は読書の時間です