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怖い話 [雑感]

 
 玄関の覗き窓に、指紋くっきり。

 土曜日。
 仕事を終えて帰宅。
 ゴハンを食べて、モンハンに挑むためにしっかり眠っておこう、と昼寝。
 1時間、2時間したところか。
 インターホンが鳴る音で目が醒める。

 誰やねん、もー。
 
 こちとら眠さで一杯。
 もうちょっと眠っていたかったのに、頼んでもいないモーニングコールで起こされる気分。
 とりあえず、物音立てずに玄関に近づく。

 覗き窓から、確認。

 誰もいない。
 でも、なんか気配がする(野生の勘)

 暫く待つ。
 変化なし。
 とりあえず覗き窓から離れる。
 低い位置にあるから、同じ体勢を維持するのがつらい(じいちゃん)
 そして再び覗いてみる。

 曇っていた覗き窓。
 今日の外気はえっらい暖かかったから、曇るなど通常考えられない。
 寝ぼけた頭でも分かる。
 その曇りが取れた瞬間、浮かび上がる。

 誰の指紋だよ、コレ。

 春はもうすぐそこなのに、底冷えした気分。
 誰かが覗き窓を指で隠す→体温と湿度で曇る→指紋が残った。
 コレしか考えられないじゃないか、オイ。
 
 一人暮らしというものは時々恐怖との戦いです。
 
 ただの勧誘とかならいいな。まだ。
 変質者とかじゃないことを祈る。それだけを願う。
 怖すぎる。
 
 春に怖い話は無用だ。
 外は嵐のような強風でがっこがこうるさいです。
 
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