細いのよ、意外と

　
　それはそれは人様にご迷惑をおかけするくらい、自分細いんです。
　自分で言うのもなんだけどさ。
　



　血管が。



　
　エヘ。



　という冗談はさておき、本当に人様にご迷惑をおかけするほどに、我輩の血管は採血には不向きです。
　健診のときの看護師さんの困惑。
　そして本日は献血に対応した二人の看護師さんの困惑。
　本当にごめん。
　なぜか血管だけは細いんだな。
　性格も態度もこんなに図太いというのに！
　真反対をいって、細いのです。そして見えない。笑

　本日、院内で献血を行っておりました。
　医局帰りの道すがら、タバコ吸ってサボっていたのを誤魔化すように（コラ）、呼びかけられた声に素直に反応。
　「今、血が足りないんですよ～ご協力お願いしマース」
　久しぶりにやってみるか、と問診票に書き込む。
　過去のデータはH16年、大学時代の成分献血が唯一の献血協力履歴。
　毎度毎度本当に比重が足りなくてお役御免もよいところ。門前払いの達人です（受身）
　血液検査じゃ毎度の如く赤血球平均下回るし、最近じゃ白血球すら怪しい感じだ。血圧も100いかないしな（関係ないか）
　どうせ今回もダメだろ～…と思ったら、今回は意外にいけたんですよ。事前検査クリア。
　いそいそと献血カーに乗り込む。
　あらやだわ。看護師さん美人ね。
　とか言ってる間に、右腕を括られる。きゅっと。
　まぁ、その時点で右腕痺れ始めた（ダメ）んだけど、そら400mlも採るんだもの、仕方ないわ、と挑む。
　そして次の瞬間、太い針がざっくり刺さる…んだけど、赤い液体は一滴もチューブに出てこない。

　「…あら？」
　
　看護師さん困惑。我輩、あ、やばい、このパターンはまずい。
　互いに苦笑い。
　
　「痛いですけど、ごめんなさいね～」
　
　と言われて、さした状態で皮下の針を動かす看護師さん。
　グッと動かした（2～3mmくらいか？）けど、これまた赤い液体とは縁遠い。
　
　「すみません、、、親指が変です。じんわりしてます」

　看護師さんド困惑。
　
　いや、たいしたことはないはずなんだけど、、、
　と思ってたら、そっから看護師さん針を抜く、ジュースを飲ませる、リラックスさせる、で大忙し。
　あまり深く考えてなかったけど、腕だもん、そら神経通ってるわ。だから慌てたのか。笑
　ドクターのところに行きましょう、と連行され、一過性の痺れはすっかり元通り。
　一安心でした。
　しっかし、見事に刺され損。笑
　そして献血カーでは看護師さんを困惑させ、針とチューブを1セット無駄にし、なんとまぁご迷惑しかかけない血管なのかしら！
　本当にすみませんでした。
　もう二度としません、献血。苦笑
　嘘です、またいつかリベンジします。
　しかし…健診の採血では毎年迷惑かけてんなぁ、、、涙
　すまん、看護師さん…

　そんなわけで、人様のお役に立つこととは程遠いkumaでございました。
　あー、ちったぁなんかの役に立てよー。涙

　で、両腕の刺し傷がもっこり変色している今宵でした。
　メイク落として寝よう。笑